こんにちは。ドラム講師の鈴木えりかです。パプリカミュージックスクールではただいまドラムの無料体験レッスンを受付中です。ご興味のある方、ぜひお申し込みをお待ちしております。さて今月は、ドラムをやってみたいなと思っている方へ、まず用意するものをご紹介をさせていただきます。
ドラムを始めるにあたり、まず必要な物はスティックです。ドラムセットはスタジオにすべてそろっていますので、スティックさえ持って行けばそれでもうドラムは叩けます。他の楽器のように、重たい思いをしてスタジオと自宅の往復をする必要はありません。スティックはスリムで軽いので、バックにいれておいて、学校や仕事の帰りにお気軽に練習が可能ですし、主婦の方ならお買い物のついでにスタジオで練習するのもいいと思います。
ただ実際にスティック売り場に行ってみると、たくさんの種類があって迷ってしまうかと思います。これらはすべて少しずつ違いがあります。材質、スティック長さ、太さ、チップ(スティックの先の部分)の形、これらの組み合わせで無限にスティックの種類ができてしまうのです。そんなに違うのか?と思われるかもしれません。しかし、人の指先はとても敏感にできていますので、握ったスティックが1ミリ太いだけで違うなというのがわかります。
例えば毎日使うお箸で考えてみてください。微妙な長さや太さの違いで使い勝手が全然違うと思います。人によって手の大きさや形が違うので、どのスティックが使いやすいかというのは人それぞれです。
写真はスティックのチップの部分です。それぞれ形が違い個性があります。チップの形状は大きく分けて卵型、ボール型、スクエア型、ティアドロップ型があります。材質は主にヒッコリー、オーク、メイプルの3種類です。形や材質で音のニュアンスが異なってきます。これにさらに太さ、長さによっても音が変わってきます。 このようにたくさんの種類の中から自分に合ったスティックを見つけるのは至難の業だと思います。そこで次回は素材や形状による音の違いと、入門者におすすめの標準的なサイズのスティックをご紹介したいと思います。