ギターアンプにおけるフラットなセッティングとは? 音作りのお話

こんにちは!

色々巡って結局Fenderのアンプに戻ってきてしまう満田です!

先日「Grecoのヴィンテージセミアコ!SA-900の試奏動画と満田的セミアコのセッティング!」の記事内でお話した内容の中に「アンプ側はフラットに設定」という文言を記載したのですが……

このフラットという言葉が実にいい加減なものであるというお話をさせていただこうかと思います!笑

 

 

さて、フラットというとどういうセッティングを思い浮かべるでしょうか。

よくあるのはイコライザーを全て12時に設定した状態ですかね。

あるいはミドルが10でトレブルとベースを0にするのがフラットな設定だ!という説もあります。

これはどちらも正しくて、同時に正しくないとも言えます。

現代におけるギターアンプで一般的となっているトーン回路はレオ・フェンダー氏設計のもののようで、そのFender系のトーン回路はトレブルとベースがブースト、ミドルがカットの仕様となっているそうです。

ここから考えると先ほどの「ミドル10、トレブル&ベース0」というセッティングがフラットという説は理屈の上では正しい事になります。

また、全て12時の設定に関しても、同じだけブーストして同じだけカットしている状態と言えるためこれもバランスが取れた状態と言えるでしょう。

そのため理屈で考える分にはこれらはどちらも正しいと言えます。

 

 

ではなぜ正しくないとも言えるのか。

それは実際にアンプから出力される音がフラットとは限らないからです。

ギター本体の特性やアンプそのもののサウンドの傾向、エフェクターの影響や演奏する会場の響き方等、様々な要因でトーンバランスは変化します。

つまりフラットなセッティングとは、そういった要素を全て含めて「自分の耳がフラットな音だと感じた状態」のことを言うのです。

当然各々の感性にも左右されるため、「これがフラットな音だ」と言える指標のようなものも存在しません。

冒頭でいい加減と述べたのはこういう部分のことなのです。

 

 

しかしながら、そうした様々な要因で細かく変化するからこそ「フラットなセッティング」という指標があった方がサウンドメイクもしやすいというものですよね。

そこで見るのが前述の「理屈の上では正しい」フラットなセッティングになる訳です。

実際の音がどういうバランスであっても、調整前のスタート地点としては分かりやすいポイントでしょう。

ミドル10、トレブル&ベース0」セッティングでは物足りなく感じる音域をブーストしていく方法で、

オール12」セッティングではブーストだけではなく余分に感じる部分をカットしていくやり方で。

先ほどは触れませんでしたが全て全開にした状態を基準にして不要な帯域をカットする方法もよく紹介されていますね。

個人的にやりやすいと感じたのは「ミドル10、トレブル&ベース0」からのブースト方式なので、ひとまず本記事ではこの方法をお勧めさせていただきます!笑

 

 

ここまでアンプのセッティングについてお話してきましたが、まずはドンピシャで自分好みのアンプを手に入れないことには始まらないでしょう!

ということでパプリカミュージックでお取り扱い中のアンプも是非チェック!笑

貴方にピッタリの最高のアンプが見つかるかも!?

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