そんなわけでレッスンルームの防音について色々調べ始めたわけですが、まず始めに考えたのがYAMAHAやKAWAIが出している組み立て式の防音室を部屋の中に設置することでした。
メーカーサイトや実際に使用している方のレビュー、実物も見に行ったりしたのですが、結局この案は無かったことに。
記事開始から3行目にして今回の記事の意義を根本から覆す結論が出てしまった訳ですが、なぜそうなったかというと、組み立て式の防音室が重すぎたからです。
簡易防音室の重量
色々調べていくと組み立て式の簡易防音室は簡易といえどかなりの重量があり、1.5畳くらいでも300kgくらい、3畳なんていったら600kgくらいは余裕で超えてしまうようなレベルでした。
防音性能が高いものはその分さらに重くなりますので3畳で700kgオーバーなんて当たり前、防音室だけでこの重さなのにそこにやれアンプだエレドラだ、なんて設置して人が二人入れば軽く1tなんてことにもなりかねない訳です。
木造床の対荷重
日常生活している上で床の対荷重を気にすることなんて全く無い訳ですが、さすがに700kg、1tはまずいんじゃないかと。
で、調べてみたところ、木造建築の床の対荷重基準値は180kg/㎡ ということが分かりました。
3畳を約5㎡と考えて計算すると全体で900kg。まあ、ギリギリセーフかも、なんて思ったりもしましたが、そこは築30年の木造建築、どこか腐っているかも知れないですし、そもそも今回の部屋はもともと和室で畳が敷いてあったらしき所を無理やりフローリングにしているっぽいし、100kgの大人が二人入らないとも限らないし、そもそも僕が対荷重に余裕が無いと心配な性質なのでこの線は諦めることにしました。
それにしても普段床の対荷重なんて気にしませんけど本棚や冷蔵庫などは目一杯詰め込むとかなりの重量になるみたいで床の対荷重をオーバーしてしまうこともあるみたいですよ。
その他取り扱っていて思いますがレコードコレクターの方なんかも要注意かも知れませんね。だいぶ重いですからね。
では次回は簡易防音室の設置を諦めた僕の次のステップ、防音材探し編をお送りします。