こんにちは!
フルアコでは絶対に歪みを使わない満田です。
今回はYAMAHAのロックンロールなフルアコをご紹介!
ロックンロールと言いながらも動画では思いっきり「枯葉」を弾いちゃってますね(^_^;)
確かにロックンロールやらロカビリー向けのギターではあるのですが思ってたよりも箱鳴り感が素晴らしくて、ついつい弾いてしまいました笑
Gibson系のウッディでメロウなフルアコと比較すると、パワーがあるエネルギッシュなサウンドといった感じで、キャラクター的にはGretschに近い様な印象です。
そのため普段は決してフルアコでは歪ませない私も、オーバードライブサウンドを使ってみたくなりました笑
流石は優等生のYAMAHAと評価するべきか、サウンドメイクの仕方や弾き方次第では十分ジャズでも使えそうな感触です。
前述の通り元気なサウンドではあるのですが、どこかブルージーな枯れた要素も感じました。
ここでジャズギターのサウンドの話になるのですが、一口にジャズギターと言ってもそのサウンドの傾向は様々に広がっております。
私が最も好きなのはWes Montgomery氏のサウンドで、Wesの系譜のギタリストであるLee Ritenour氏も大好物です!
Wesサウンドというと、オクターブ奏法を代表とした親指弾きによるアタック感がありつつも暖かい”丸い”音色でしょうか。
彼の影響が強いギタリスト達はピッキングこそ各々のスタイルを持っているものの暖かく丸いサウンドは共通しているように思います。
他のサウンドはどうでしょう。
例えばJim Hall氏やPat Metheny氏。
硬さと柔らかさが絶妙なバランスで同居している独特の魅力的な音色ですよね!
例えばGeorge Benson氏。
基本的にはWes氏を源流としている印象はありますが、そこにブルースやR&Bといったソウルフルなサウンドが融合していますね。
BB King氏が彼をブルースマンとして評価していたのも頷ける説得力があります。
例えばJoe Pass氏。
個人的にはアコースティック感を強調したプレイが多い印象で、フレージングも相俟ったインテリ感溢れるサウンドに感じます。
例えば……とこれ以上書くとキリがなくなりそうなのでこの辺りで止めますが笑
この様にパッと思い付くだけでも結構幅があったりするのです。
つまりどういうことかというと、エネルギッシュなジャズギターというのも当然ありまして、そういうサウンドだとこいつは中々使い勝手が良さそうだというお話なのです。
最近は特にジャンル間の垣根もどんどん取り払われて様々に融合しているので、より新しいジャズサウンドとしてロックンロールなギターがマッチすることもあるでしょう。
ロックンロールなフルアコ、というレッテルを貼ってこのギターを捉えていましたが、実際に弾いてみてそんなことを感じたのでした笑
回り道をしてしまいましたが、そんなことを考えさせてくれたこのフルアコ、中々に弾き応えがある子なので是非お試しください!
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