「パプリカ」の名が付く例のやつ

こんにちは。スタジオスタッフのくろきです。こちらのページでは初めて投稿いたします!

ブログを書くにあたって、テーマは自由だと聞いたので……映画の話をしてもいいですか?

私はスタジオスタッフとして、そしてシンガーソングライターとして、もちろん一番は音楽に深く携わる日々を送っておりますが、昨年から沼にハマり現在知識欲をメラメラと燃やしているのが、映画です。
映画オタクとしてはまだまだひよっこではありますが(記録を取り始めてやっともうすぐ300本)、何しろ新しい世界が広がりまくっているので映画の話をするのが面白くて仕方がない今日この頃です。

そんな中、まだ記憶に新しい今年の4月。
パプリカ主催のまちフェス「めぐりあい平塚」の打ち上げの時のこと。
この時も社長とスタッフとお酒を飲みながらアレコレと映画の話に興じていたのですが、その夜社長から明かされた、私にとっては衝撃の事実。

 

「うちの『パプリカ』って今敏監督の『パプリカ』から来てるしね〜!」

 

……えっ!?それでいいの!?

 

パプリカ、同じ名前だなとは思っていましたけど……
それでいいの、と書いてしまうのはつまり、鑑賞済みの方には言わずもがなですが、結構、あの、頭おかしい映画なんです(褒めてます)

もちろん、当社の『パプリカ』には「For your colorful life」、グリーンサラダを彩るパプリカのように!という素晴らしい理念が込められているわけですが、社長の頭には実は最初から今敏監督のパプリカがあったそうです。
勤務して5年以上になりますが、知らないことはまだたくさんあるものですね……!

 

はい、そんな今敏監督、私も大好きです。
キラキラしたアニメが苦手な私みたいな人にはとりわけオススメです。
キラキラしてないです。気持ち悪いです(褒めてます)

そして、映画『パプリカ』は平沢進氏の音楽がまた素晴らしいんですよねー!
映像を一層引き立て、唯一無二の狂った世界観が大変癖になります。天才です。

ただ、私はハマった映画のサントラ盤を流し聞いたりも普段結構するのですが、『パプリカ』サントラ盤はBGMにはあんまり向いていなかったです。
映画の中でも異彩を放つ「Parade (パレード)」という楽曲があるのですが、その曲が流れる度に、頭の中で魑魅魍魎が文字通りパレードをするシーンがプレイバックします。気が散るw

今敏監督作品は、私はデビュー作の『パーフェクトブルー』を一番最初に観て「変態監督だ……」と衝撃を受け、その後社長オススメの『千年女優』も観ましたが、こちらもかなり好きでした。
笑えるし、偏執的だし、賛否両論分かれると噂の“最後の台詞”が、私的にはどツボすぎました。

どの作品も、現実と虚構・妄想の境目が混ざり合ってトランス状態に放り込まれるような、かつ驚くほど綿密に構築されているような、衝撃作ばかりです。

今敏監督の遺作となってしまった悪夢系SFサスペンス映画『パプリカ』も合わせて、頭おかしい映画を楽しみたい方はぜひ観てみてくださいねー!