こんにちは!
実はサンバーストのセミアコが1台欲しくて堪らない満田です。
今回はそんな私の欲望を刺激しにやってきたGrecoのセミアコをご紹介!
画面越しにでもそのサンバーストの美しさが伝わるでしょうか。
トラ目の質感も相俟って中々に存在感のある渋い佇まいをしております!
シリアルやその他の仕様から1979年製のもののようで、綺麗な見た目ながらヴィンテージ特有の「枯れた」弾き心地がありますね〜!
ではその「枯れた」弾き心地について。
このギターを弾いていて最も「気持ちが良い!」と感じたのはチキンピッキングで弾いた瞬間です。
動画でもわざとらしくチキンピッキングを使ってますが、あれが本当に気持ち良く出てくれるんです!
音の輪郭が丸いまま突き抜ける感触で、鋭い弾き方をしても耳障りが良い音で纏まって抜けていきます。
古いセミアコを弾いたことがある方ならこの絶妙なニュアンスの気持ち良さが分かるのではないでしょうか!
セミアコらしいウッディでメロウなサウンドもありつつ、絶妙な塩梅で枯れていてチキンピッキングの抜け方が非常に気持ち良い!
個人的には近年のLarry Carlton氏のスタイルにマッチしそうな印象ですね!
折角の機会なので私がセミアコを使う時の基本セッティングに関するお話も書かせて頂こうかと思います。
会場の響き方や、共演者とのバランスで多少弄ることはあるものの、基本的にはアンプ側はフラットに設定します。
アンプの設定に関しては長い間変わっていなかったのですが、ギター側のセッティングはちょっとずつ変わってきたのです。
2年前くらいまではずっとギター側はフロント、リアの共にボリュームもトーンも全開でボリュームペダルで音量調節をするスタイルでした。
しかし最近になって好みに変化が出まして、フロントとリア、共にトーンを7前後に設定するようになりました。
色々と試した結果、フラットのアンプに対しては7が一番気持ち良かったんです。
(余談ですがLarry Carlton氏も前後共に7に設定している、という噂を聞いたことがあります。)
以前は「なんとなく全開じゃないと気分的にすっきりしない」という、今改めて考えてみればしょうもない理由で全開に設定していたのですが、弾いているうちに段々と細かな違和感が積み重なっていき、設定の見直しに至りました。
動画の演奏もトーンを7、アンプをフラットにして撮影しております。
これに関しては好みの要素が強いのでなんとも言えないところですが、私はトーン7の設定は一度やってみることをオススメしています。
というのもここの前後でサウンドのキャラクターが変わり始めるため、サウンドメイクのスタート地点として7のトーンを知っておくとセッティングが捗る(気がする)んですよね。
正直なところ、ただの経験則で具体的な理屈が伴ってはいないのですが、体感として7のトーンは良い分岐点だと思うのです。
ということで興味を持って頂きましたら是非、セミアコで7のトーンを出してみてください!笑
勿論お店のセミアコでお試し頂いても構いません!
特に今回ご紹介したSA-900なんて堪らない音が出ますよ!?
詳細はこちら!
【中古】Greco SA-900 セミアコ 1979年製 フジゲン製