こんにちは!
アーチトップの曲線美に魅入られている満田です!
そんな私の感性をストレートに刺激してくるギターが入荷してしまったのでご紹介致します!
Gibson L-50
ヘッドのスクリプトロゴとバナーロゴから1942~1946年の製造かと思われます。
文句なしのヴィンテージギターですね!
個人的に古いGibsonのウェザーチェックと黄色く変色したバインディングが大好物なのですが、このL-50はまさに好みドンピシャでした!
見てくださいこの質感!!
堪んないですね〜!!
アーチトップギター /ピックギター とは
Gibson L-50は分類的にはアーチトップギターやピックギターという呼ばれ方をします。
ではそもそもアーチトップギターやピックギターとは?ということになりますので、簡単に解説してみようと思います。
アーチトップギターという名称は、ボディトップが緩やかなアーチを描いて膨らんでいる形状に由来しています。
ピックギターというのはその中の一部で、ボディトップやボディバックがアーチ状になっており、サウンドホールとしてF字状の穴がボディトップに通常2対開けられているのが特徴です。
構造的にはアコースティックギターの仲間ですが、サウンドホールやボディ形状から、かなり異なるタイプであることが分かると思います。
古い時代のブルースやジャズで使われており、今でもそうしたジャンルを愛する方々に人気があるギタータイプです。
また、時代と共に楽器の電化が進み、その流れを汲んでピックギターにピックアップを取り付けてエレキギター化したものがフルアコースティックギター(通称フルアコ)になります。
現代ではピックギターとフルアコを総称してアーチトップギターと呼んでいます。
※ES-335やLes Paulといったギターもトップがアーチしておりますが、通常アーチトップギターとして扱うことはありません。
サウンド
さて、冒頭に試奏動画を上げておりますが、ご覧頂ければ音の特徴が分かるかと思います。
アコースティックギターのような煌びやかで伸びのあるような音色とは大分異なりますね。
乾いた、或いは枯れたとも表現できる音色で、サスティーンの短さも相俟って哀愁漂う非常に渋いサウンドと言えるでしょう。
前述の通りではありますが、ブルースやジプシージャズのような楽器が電気化する前の時代の音楽にピッタリはまります。
それらの影響を受けた近代寄りのサウンドでもいい味を出してくれそうですね!
また、個人的な感触としてはある程度弦を使い込んだ状態からが本領発揮なのかな、というところ。
セッティングとしてはビビりが発生しない程度に調整しておりますが、強く弾いた時のビビりなども中々良い味が出るので、それを狙ったセッティングにしてみても良いかもしれないですね!
身も蓋もない言い方をしてしまうと、このギターで美しい音色を狙うこと自体がナンセンスな気もするので、細かい雑音は気にせず泥臭く弾いてあげるのが一番似合っているのかな、と思います!笑
さて、今回の試奏ではアコースティックギターでよく演奏されるスタンダードナンバーとしてCaravanを取り上げてみました。
どう演奏してみようかと思いつつ案の定というかいつも通りというか、ぶっつけその場勝負でアレンジして何テイクか撮ってみて、一番ギターの質感がよく聴こえたやつを採用しました。
(若干音量が小さい状態ですみません💦)
弾いた感触としては、フィンガーでもピックでも気持ち強めのピッキングが似合う印象ですね!
繰り返しにはなりますが、やはり繊細に弾くよりも泥臭くプレイする方が色々な意味で似合っていると思います!
泥臭さに自身のあるギタリストさんには是非とも触って頂きたいギターです!笑
勿論試奏可能なので気になる方は是非パプリカミュージックへお越しください!
総括
・ウェザーチェック格好良い!!
・バインディングの変色格好良い!!
・サウンドが枯れてて格好良い!!
・とにかく渋くて格好良い!!!!
お読み頂きありがとうございました!!
コンディション等の詳細情報はこちらから!
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