ジャズコはジャズギター用アンプなのか。Roland JC-120とサウンドメイクのお話。

こんにちは!

JC-120の評価がコロコロ変わることで有名な満田です!笑

今回はRoland JC-120のお話をさせて頂きます。

 

 

JCとはJAZZ CHORUSの省略です。

“ジャズコ”の通称で親しまれているアンプですね。

日本のスタジオやライブハウスの殆どはこのアンプを基本機材として取り扱っているのではないでしょうか。

Roland製のトランジスタアンプということで、その頑丈さやケアの簡単さが普及の理由になっているようです。

パプリカミュージックでもスタジオの常設機材、そしてレンタル用機材としてJC-120を数台用意しています!

 

 

さて、そんなJC-120……

名前に”JAZZ”というワードが入っていますがジャズギター用アンプとしての評価は如何でしょうか🤔

クリーンに特化しておりスプリングリバーブも上質!

となれば当然高く評価されるように思いますが、残念ながら愛用するジャズギタリストは多くない、というのが正直な印象になります。

何故か考えてみましょう。

 

 

JC-120は美しいクリーントーンが魅力ですが、そのサウンドはややブライト気味な特徴を持っています。

またトランジスタアンプであるため、真空管アンプのサウンドと比較した時に”硬い”と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ジャズの基本的なサウンドは丸さや暖かさを求めます。

よって根本的な特徴がジャズとはマッチしていないのです。

私も正直なところJC-120は硬いサウンドであると感じており、あまり好んで使うことはありません。

 

しかし、決してジャズトーンが出せないアンプではないのです!

JC-120の特徴を理解してやると実は結構簡単にジャズでも扱いやすいサウンドメイクが可能になります。

そのJC-120の特徴とは何を指しているのかと言いますと、イコライジングスピーカーの活用方法についてです。

 

 

まずはイコライジングについて。

皆様はJC-120を使う時にどのようなセッティングを基準にしているのでしょうか?

よくあるパターンがフラットな状態からバランスを取っていく、というものですね。

ではそのフラットとは?というのが重要なポイントになります。

JC-120のイコライザーはFender系アンプと同じくTrebleとBassがブースト、Middleがカットの仕様となっています。

つまり目盛り上の数値で考えると【Treble:Middle:Bass = 0:10:0】がフラットなセッティングということになります。

これを基準に欲しい帯域を調整していくと使いやすいサウンドにまとまるはずです!

私の場合、上記の状態だと少し低音が寂しく感じるのでBassを3前後までブーストして調節することが多いです。

あとは会場や演奏形態による響き方の違いでMiddleのカットを8~9くらいまで抑えることもありますが基本的にTrebleは上げません。

まとめると【Treble:Middle:Bass = 0:8~10:3~4】が私の基本的なセッティングになります。

(あくまでもジャズを演奏する場合のセッティングなのでジャンルによって、更に言ってしまえば弾き方によってベストなセッティングは変わるので参考程度に見ていただければ幸いです。)

 

 

次はスピーカーの活用方法についてですね!

JC-120はスピーカーが2発搭載されていますが、これを1発使用するか2発使用するかを選べることは御存知でしょうか?

これにより音の響き方を選択することが出来、前述のイコライジングと併せて会場や演奏形態に適したサウンドの出力を決定出来ます。

 

ではその方法について!

JC-120の特徴のひとつにコーラスのエフェクトがあるのは有名ですね!

このコーラスは原音とヴィブラート効果を加えた音、それぞれを別々のスピーカーから出力して空間上でミックスすることでコーラス効果を作り上げているのです。

コーラスを使用しない時はスピーカーは1発のみからの出力となっていますが、エフェクト起動時には2発どちらも用いて出力しているんですね。

コーラスエフェクトの掛け方には2種類あります。

エフェクトスイッチをCHORUSに合わせた場合は揺れの速度(SPEED)やエフェクトの深さ(DEPTH)が固定された標準的な美しいコーラスサウンドになります。

もうひとつのVIBに合わせた場合は、揺れの速度と深さを自分で調節することが可能になります。

これによって自分好みのコーラスを設定できるのですが、この時にSPEEDとDEPTHの両方を0に設定することでエフェクトを加えることなくスピーカー2発から出力出来るのです!

これによりデフォルトの状態とは異なった音の広がりを得ることが出来るのです!

近くで聴いていても分かるくらいにサウンドが変化するので御存知なかった方には是非とも試して頂きたい方法ですね!

 

 

その他チャンネルリンクやセンド・リターンの活用など、実はJC-120には様々な使用方法があるのです!

それについては後日続編記事として改めてまとめさせて頂きますのでご期待頂ければと思います!

 

 

また、JC-120をサイズダウンした機種が現在東京店にございますので気になる方は要チェックです!

 

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